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一気読み。



すごいですわ。この一冊。

「マタニティーブルー」に「産後クライシス」

ネガティブな人が妊娠&出産を経験すると、こんな大変なことになるのかー!

てな、感じで読みました。笑

前に、『困ったココロ』 と、『困ってる人』 が似たような感じ、と書いたことがありますが、

カテゴリー的にはここに入る感じ。『困った出産』 とでも。

でも途中、すごく共感できるところもあり。

『案ずるより産むが易し』って男が言うな!!って、めちゃ共感。笑


・・・
案ずるより産むが易し、という言葉がある。
そしてこの言葉を女がつくり、ひろめたのなら話はわかるけれど、
男発信だったとしたらまじむかつくな、というくらいには、
生むとか案ずるとか易しいとかむずかしいとかに敏感にならざるえないのが、
妊娠&出産を経験をし、そして産後を生きるわたしたちだ。
生むの、ぜんぜん易しくねえよ!案じさせろや! ていうのもこれ、じつにたしかな実感である。
・・・

考えてみれば、これまで「妊娠&出産のネガティブな面」って、ほとんど語られていないし、

出産すると自然に母性が芽生えてきて…と、育児はほぼ母性に頼れているけれど、

母性ってそんな簡単なもんじゃないし、複雑なんよね。


著者が、夫に対して、男という生き物に対して、あるいは社会に対して感じる怒りというのは、

とても納得がいくところだった。

・・・
だいたいさ、夫が家事とか育児とかをする場合、「やってくれてる」って言いかたがあるけれど、
あれっていったい、なんだろう。
百歩譲って、家事は夫が稼いでくる賃金と相殺してもいい。
けれど育児は対等に行うべきでしょう。
「育児をやってくれている」「手伝ってくれている」。そういう言葉を、女性たちがなぜ思わず使ってしまうような、
そんな環境になっているんだろう。
いや、そんなこと疑問に思ってみるまでもなく、こんなのたんなる社会の週間なのだ。
戦後にできあがったなんとなーくの常識が、連鎖しているだけなのだ。

例えば。
夜泣きのときとかも、なんかわたしがいたらないからこうなってる、みたいな感じが勝手にして、
「隣の部屋に行かなきゃ」とか「はやく収めなきゃ」とか「騒いでたらごめんね」みたいな、
どういうわけか、そういうすみません的な、申し訳ないです的な気持ちになってしまうのだ。


「なあ、あべちゃん、私がおむつを替えているときに『ごめんね』みたいな気持ち、持つことってある?」
「いや、とくにない」

じゃあなぜ母親だけがこのような「すみません感」をもってしまうのかというと、
赤ちゃんと母親っていうのは良くも悪くも身体でつながっていたという事実があるからだと思うんだよね。
身体的に、赤ちゃんが自分の一部だったときがあったからなんじゃないかと思う。
・・・


著者は、こんな風に疑問に思ったことを一つ一つ掘り下げて考える。

掘り下げるのが作家の仕事、作家のなせる業なんだろうけれど、いちいちこんなに考えてたらそりゃ大変やろな、とも。笑

著者はいう。

なにかが苦しかったり、悲しかったり不安だったりするとき。
なにが、どのように苦しかったり悲しかったり不安だったりするのかを、
言葉にしてみることって大事なんだなーとあらためて思う。
そうすることで、気づくことがたくさんあるしのだよね。
世の中であたりまえになっている「母親」とか「父親」とか「女」とか「男」とかっていう役割べつ概念を
ひとつひとつ自分なりに検証して、そしてできればふたりで話し合って、とにかく時間をかけてやりとりして、
そこからできるだけ自由になること。
もちろんそれはとてもむずかしいことだけれど、でもやらないよりはずっとまし。
世の中の思い込みから解放されて、自分たちにとっていいあんばいのスタンスをみつけてゆかなければ、
これから何十年もつづいていくだろう育児なんかまじでやってられないと思います、男も女も。まじで。

これは本当にその通りだと思いました。

言葉にすることって大事です、まじで。

ただね。これを読み終えて思い返したんです。

描かれている出産から1歳までの怒涛の子育て期間を過ぎ、

健常児だったら「まま」と呼んでくれて、少しずつ意思の疎通が出来るようになるこの一番かわいいであろう時期に、

コミュニケーションが取れなかった自分の子育てを。

「まま」なんて呼んでもらえないし、名前を呼んでも振り向いてもくれない。

こちらの意思は全く通じない。

外へ出たら勝手に走り出す、公園デビューしても公園を抜け出し木を眺めるゆうちゃん。

あぁ、出産なんかより、あの頃の方がずっとしんどかったなぁ、と。

コミュニケーションが取れないゆうちゃんと、いかにしてコミュニケーションを取るか?

ほんの少しでも興味持ったものを、必死になって一緒に追いかけたよなーと。

でも、それが幸せやったんやなって。かけがえのない時間やったんやな、って。

わたしのところにうまれてきてくれてありがとうゆうちゃん。

そんな気持ちになりました。

きみは赤ちゃん。

ぜひぜひみんな読んでみてー!
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2014.12.01 Mon l 本・アート・音楽・映画 l COM(2) TB(0) l top ▲

コメント

母性
肉体的にはしんどかったけど、精神的には幸せな妊娠&出産&育休期を送った立場から実感したこと。
「母性本能がちゃんと働くには、その母親が周りから大切にされて幸せを感じるような状況にあることが重要!」
そして、1年間の育児休暇を終えて出勤したとき思ったこと。
「育児に比べたら、仕事ってむっちゃ楽やん!ひとりで動けるもん」
そして今・・・。
「また、0〜2歳くらいの子のお世話がした〜いよ」
と外出したとき赤ちゃんがいると、触りたくてジーッと見つめてしまうのでした。
2014.12.03 Wed l 豆. URL l 編集
Re: 母性
うんうん。その通りよね。
お母さんの幸せ感が最重要なんよね。
私も周りから大事にしてもらって助けてもらいまくって子育てしたから、
ネガティブ感情に支配されることはなかったけれど、
川上さんみたいに、里帰り出産せず育休もとらず、仕事しながら夫と二人で子育てするって、
それはそれは大変やろー!って思う。
でも、増えてきてるんやろうね。
そういうお母さんをどうやって支援していくか?ってところなんやろうなぁ…。

そっかー。仕事の方がむっちゃラクかー。
私は、ずっと仕事してないから、働く自信ないんやけど、
そろそろお仕事してみたいなーってな気持ちも湧いてきてる。
私に何ができるかわからんけど。
わかるわー。赤ちゃん見ると自然に顔がほころぶ。(*^^*)
2014.12.04 Thu l keropaki. URL l 編集

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