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毒親

「ゲシュタルトの祈り」

私は私のために生き
あなたはあなたのために生きる。
私はあなたの期待に応えて行動するために
この世に在るのではない。
そしてあなたも、私の期待に応えて行動するために
この世に在るのではない。
もしも縁があって、私たちが出会えたのなら
それは素晴らしいこと。
出会えなくても、
それもまた素晴らしいこと

この本の冒頭に書かれている「ゲシュタルトの祈り」は、

「ゲシュタルト療法」の創始者パールズの詩です。

「私は私、あなたはあなた」というお互いの人間性を尊重することの大切さを説いたこの詩は、

たぶん心理学を学んだ人なら目にしたことがあるであろう詩。

私がはじめてこの詩に出会ったとき、

正直、ピンとくるものが無く、

「私は私あなたはあなた」というのは、私にとってはごく当たり前のことで、

この詩の何が心に響くのか?読んでホッとする?という意味がわかりませんでした。


著者は、ご自身が、サイコパス気質の実母との壮絶な親子関係に苦しみ、

最終的に裁判を経て絶縁。母親との闘いを終え、やっと親の奴隷から解放され、

ようやく自分の人生を取り戻すことができた、という方。

この「ゲシュタルトの祈り」を、親との決別を終えてからずっと心に刻んでおられるのだそうです。


・・・
「私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる」
この言葉は、それまで無意識のうちに親のために生きてきた私に、
自分の人生を生きることの大切さを理解させてくれました。


「私は私の期待に応えた行動するためにこの世に在るのではない。」
この言葉は、私が親から人生を取り戻す意味を教えてくれました。

「そしてあなたも、私の期待に応えて行動するのではない。」
この言葉は、私の中にある親に対する依存心を自覚させてくれました。

「もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと」
この言葉は、親が与えてくれた試練より、
かけがえのない家族・先生・友人と巡り合えたことに気づかせてくれました。


「出会えなくても、それもまた素晴らしいこと。」
この言葉により、私はようやく親の呪縛から解放されたことを悟ることができました。
・・・


これを読んで、なるほどなぁ~と正直驚きました。

私が当たり前に感じていたことを、当たり前に感じられない人がいるんだ、と。


「親を許す」とか、「親に認めてもらう」とか。

そういった一切のこと、親に対する期待や罪悪感などから解放されなければならない。

そのためのメソッドがこの本には書かれています。

親との確執に苦しんでいる人は、同じような体験談を読んでいるだけでは解決にはならない。

心の問題の根本的原因の9割は親にある。と言い切る著者。

「誤解しないでいただきたいのですが、私は親子の争いを推奨しているわけではありません。

ただ自身の尊厳を踏みにじられてまで耐え忍ぶ必要はないと言っているだけです。

「親を許すことですべてが解決する」と声高に叫ぶ人たちもいますが、

親を許すことで本当に何もかも解決する根拠が、いったいどこにあるというのでしょうか。

親を許す許すかどうかの選択は最後の最後でいい。人生においては、親から受けた傷にあなた自身がどのような対処をするかの方である。」

最後に、このように書いておられますが、

正直、内容は過激です。

この本を、先の私の旧友に薦めるか?というと、私からはオススメしません。

これは、誰かからの薦めで読むようなものではなく、

苦しんだ人が、自分でたどり着く本のような気がするから。

この本全体には、まだまだ著者の強い思いが漂っていて、

こうやって私は苦しみから脱出しました。だから、苦しんでいるあなたも同じように脱出しましょう。というような、、、

もちろん毒親に苦しんでいる人には、救いになるであろう一冊であることは理解できるんだけど、

うーん、なんか上手く言えないけれど、

これだけが全てじゃない、って感じられる方もいるんじゃなかなぁ~。というのが正直な感想です。

苦しみとか痛みとかって、やはり同じような経験をした人の言葉が一番届くものだということは、

私自身もよく知っています。

だから、この書が本当に苦しんでいる人、必要としている人に届くことを願います。
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2014.11.17 Mon l 本・アート・音楽・映画 l COM(0) TB(0) l top ▲

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