上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top ▲
ずっと前から気になっていた本。

すごく怖いよ、との触れ込みで、やっと手にしました。




良心とは、人間の五感、第六感に次ぐ、第七の感覚。だと著者はいう。

良心が欠けている人は利己的で、不道徳な行動をとり、支配を好み、“勝つ”ために手段を選ばす、

秩序を乱し、周りの人を不幸にする。

それでも、「一貫した無責任さ」によって、自己を肯定し、他人を否定して、優越感に浸る。


たとえば、歴史の本や有名な小説には、さまざまなサイコパスが登場する。

著書の中では、「太陽がいっぱい」のリプリーや、「ガス燈」などが挙げられている。

ガス燈は、数年前にちょうど見直した映画だったので、その時書いた感想を引っ張り出してみた。

何年かぶりに『ガス燈』を観ました。
この映画、これまで何回か観る機会があったんだけど、
いつも途中でとても嫌な気分になってきて、最後まで観たことがなかったんです。
一度ちゃんと最後まで観てみよう、と。
追い詰められていくイングリット・バーグマンを見ているのは、
やっぱりすごい嫌な気分。><
ホラーとかサスペンスとか、そういう系のものは好きだけど、
精神的にダメージくらう系の映画って、やっぱりしんどい。
でも、なぜかそういうものに興味を抱いてしまう。
何がそんなに嫌な気持ちにさせるんだろう?と、よく考えてみると、
追い詰められている側(イングリット・バーグマン)に、
イライラしている自分がいることに気がついたんです。
「依存」
そう、依存し過ぎるがゆえにどんどんと壊されていってしまうんですよね。
この映画は、「ガスライティング」という犯罪の名前の由来にもなっているように、
精神的に追い詰めて自滅させることの怖さを描いているのだけれど、
そのターゲットにならないためには、依存しちゃいけない、ってことなんだよな、と。
とはいえ、ガスライティングで検索すると、ある団体や自殺した女優さんの名前なんかがすぐにヒットします。
怖いなぁ…。ロックオンされたら終わりやなぁ…。と。


ロックオンされたらおわり。

うん、そうなんだな、と改めて感じた。

私は、これまで幸いなことに、サイコパスに振り回されたという自覚はない。

ただ、友人らの交友関係の相談に乗っていた中で、今思えば、

あれは明らかに、サイコパスに振り回されていたんやな、というのがわかった。

その時、いつも私が感じていたことは、上のガス燈の感想のように、

なんでその人に依存する?早く別れたらいいのに、離れたらいいのに。と思っていた。

どう考えても相手の言動や行動がおかしいのに、自分が悪いのだと自身を責めて悩んでいるのがほとんどだったから。

だからこそ、著者が強くいうように、絶対に逃げなきゃならないんだと思う。

ただ、逃げられない場合というのがある。

たとえば、サイコパスが親だった場合。こどもは逃げられない。

逃げられないどころか、さらに求めてしまう。

でももし気が付いたのなら、やっぱり逃げるしかない。

だから、逃げることを教えなければならない。

距離を置くしか今のところ方法はない。


サイコパスという存在が生まれるのは、遺伝なのか、育ちなのか、それとも社会的影響なのか。

まだ謎だらけなのだという。


(p179 サイコパスには大脳皮質レベルで感情的情報を処理する能力にかなりの逸脱がみられた。

遺伝率の研究から、サイコパスの特徴をつくりあげている神経生物学的基礎の50%が、遺伝によるものと推測がつく。

だが残りの50%については、まだ明確になっていない。

幼児期の虐待も愛着障害もサイコパスを作りだす背景とは考えにくい。

愛を欠き、罪の意識をもたないサイコパスの成長に、遺伝以外の要素が影響を与えることはたしかだが、

それがどのようなものかについては、いまだに謎が多い。


性善説というものを信じたいけれど、

著者がいうように、世の中には文字通り良心をもたない人がいるという、苦い薬を飲み込むこと。

歴史上や小説の中には、たくさんのサイコパスが登場していたわけだから、

今にはじまったことではないんですよね。

書きながら、古い小説を思い出した。

遠藤周作の「真昼の悪魔」

あの美人の女医さんの中にいた悪魔。

そっか、クリスチャンだったら、悪魔になるんだね。

悪魔も詳しく分析される時代になったのかもしれませんね。


スポンサーサイト
2014.08.19 Tue l 本・アート・音楽・映画 l COM(0) TB(0) l top ▲

コメント

コメントの投稿










       

トラックバック

トラックバックURL
→http://keropaki.blog16.fc2.com/tb.php/836-53af9da4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。