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またこんな本を見つけてしまった。

『セラピスト』最相葉月/著

心の病いは、どのように治るのか。『絶対音感』『星新一』の著者が問う、心の治療の在り方。うつ病患者100万人突破のいま、必読のノンフィクション。

密室で行われ、守秘義務があり、外からうかがい知れない。

「信頼できるセラピストに出会うまで五年かかる」とも言われる。

そんなカウンセリングに対する不審をきっかけに著者は自ら学び始め、同時に治療の変遷を辿り、検証に挑んだ。

二人の巨星、故河合隼雄の箱庭療法の意義を問い、精神科医の中井久夫と対話を重ね、セラピストとは何かを探る。

膨大な取材と証言を通して、病との向き合い方を解く書き下ろし大作。

・・・・・


著者と同じく、私もカウンセリングって、

自己啓発とかスピリチュアルみたいで、

なんかうさんくさいって感じてた。

そんな私が、
いつからかこんなに興味を持つことになるとは。

人生って、本当にわからんもんですね。

この本には、今現在の私の興味がまんま凝縮されていて。

相変わらず、本との出会いには驚くばかり。

特に、箱庭療法や絵画療法についてが多く語られており、夢中で読んでしまった。


これまで、ゆうちゃんが描いたり、箱庭のようにいろんなものを並べたりする行動は、

そのままセラピーといえるのかもしれない。

ずっとそばで見守っていたハハは、ある意味カウンセラー。

介入せず、特に解釈をする訳でなく、ゆうちゃんが描いたり並べたりするのを、へー!とか、おもしろー!とか呟きながら、そばで見守ってきた。

出来上がった作品が何に見えるかを考えたり、時には、タイトルをつけたり。

実はそれが箱庭療法だったりする。

もちろん、ハハに心理学や精神医学の知識は無く、“見立て”が出来ていないわけだから、本当のカウンセラーではない。

例えば、第5章の山中康裕先生の自閉症児の絵の解釈を読むと、そのことが良くわかる。

・・・
A4サイズの画用紙に描かれた一枚の絵。
黒のサインペンで四角く囲んだ枠の中に植物らしきものが描かれている。
芋のような大きな地下茎からひょろひょろと細い芽が地上に顔をのぞかせている。
地上に比べると地下が大き過ぎてバランスはあまりよくない。
・・・

この絵を山中先生は、こんな風に解釈をする。

「芋から芽が出た絵にすぎないのですが、これを描いた子はひよわで、
黒い葉しかだせなくてダメ人間って言われているけど、
地面の下にはこんなに可能性あるやん、とすぐにわかる。
この子は、自閉症なんですが、地下はすごい。
洪水があったり火事があったりしても芽はまた出てくる。
自閉症の治療とは、地下の部分をどうやって発現できるようにするかが大事なんです。
そんなことがこの一枚に秘められているんです。」


私に、こんな解釈が出来るはずもない。

ただ、なぜカウンセリングというものにこれほど興味を持つのか?

それが分かった気がする。

それは、わからないままにカウンセラー役をやってきたからじゃないか?と。

知識がないままやってるものだから、行き詰まる。

フランクルやユングやらを読み漁っていたのは、そのせいだったのかな。

この本との出会いも、きっとコンステレーションなんだろう。

なんだか今、自分の中で色々なことが、繋がりつつある。

それがとてもうれしい。
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2014.06.11 Wed l 本・アート・音楽・映画 l COM(3) TB(0) l top ▲

コメント

No title
これだ!というものに出会うと、今まで劣勢だったオセロの盤が、いきなりパタパタと自分の持ち駒色に変わるような「うぉっ」という驚きがあるわ。勝負している相手は自分。そして変えるきっかけとなる石だけが重要なように見えるけど、それまで適当に置いていた石も、後でみると結構重要だったりするんよね。
2014.06.15 Sun l 豆. URL l 編集
Re: 豆ちゃん
なるほどー!上手いこと言うなぁ~!
全くその通りやわ。
きっかけとなる石があるけど、それまでの石がなければ、うぉっとはならんもんね。
無駄なことなんてないってことかぁ。
さすが豆ちゃんやわ。
私が感じていることを、こんなに的確に表現してくれるとは!
出会えたことに感謝せなね。
ありがとう。○さん。(笑
2014.06.16 Mon l keropaki. URL l 編集
No title
(笑)
2014.06.17 Tue l 豆. URL l 編集

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