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読書は、生活の一部みたいなもので、ほぼ毎日何かを読んでいるのだけれど、

今年読んだもので印象に残っているものを備忘録として書いておこうと思う。

まぁ私が読むものって、ほとんど小説かコミックなんですけどね(汗


まず、今年やーーっと読めた漫画が、荒川弘の『鋼の錬金術師』

色んな人からオススメされてたんだけど、

やっと全巻持っている人がいて!(Yくんありがとう!)お借りして読んじゃいました。

さすがにみんながオススメするだけあって、なかなか深くて…。

夏休みの課題図書って感じで(笑)ひと夏かかって読み終わりました。

荒川弘ってすごいね。『銀の匙』も深いです。

ついでに漫画をもう一つ。

これも読みたかったコミック 吉田秋生の『BANANA FISH』。

これはもう、アッシュと英二のBLといって良いと思う。(笑)

BANANA FISH を読んだら、

サリンジャーの『バナナフィッシュにうってつけの日』が読みたくなって、

『ナイン・ストーリーズ』も読んだ。

この短編は、今読んでもやっぱり面白い。

『ナイン・ストーリーズ』といえば、

『ナイン・ストーリーズ・オブゲンジ』(源氏物語 九つの変奏)

という源氏物語千年紀を記念して出版された9人の現代作家による

源氏物語を題材にしたアンソロジー作品集 というのを読んだのですが、

この中で、「町田 康」 が書いた「末摘花」がもう最高に面白くて!

私の中では、これが今年のナンバー1かな。

絶対にオススメ!!ぜひ読んでほしい。


『源氏物語』は、昨年くらいから妙にはまってて。

これまで、『あさきゆめみし』しか読んだことがなかったんだけれど、

なにげに田辺聖子訳を手に取ったら、これがとても読みやすくて。

今さらながら、こんなに面白い小説はないで!と思い(これって、年とったってことやろか?)

最近の訳では、大塚ひかりって人の現代語訳が斬新な感じで面白い。

今は、寂聴さんのをブックオフで集めてるところ(笑)

いつかは原典で、みたいな域にはいかないけれど…。

谷崎潤一郎や与謝野晶子のを読むのを、老後の楽しみ?に取っておこうと思う(笑)

源氏物語は、日本人だったらやはり一度は読むべきやと思う。

こんな素晴らしい物語があることを、日本人はもっと誇りに思って大事にせんとあかんよなーと。

今さらながら感じているところです。


最後に、

ごく最近、たまたま図書館で見つけた一冊。

『極北』マーセル・セロー著・村上春樹訳

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「村上春樹訳」が目にとまって読んだのですが、これが凄い一冊だった。


あとがきを先に読んで、春樹さんに責められちゃったけど(笑

でも、この作家の背景を知っておいてから読むのは正解だったと思うので、

春樹さんが書いておられる「あとがき」をちょっとだけ紹介したいと思う。


著者マーセル・セローさんは、小説家ポール・セローさんの息子であり、

テレビのドキュメンタリー番組の制作などに関わる傍ら小説を書いていた。

その中でこの長編小説を書くに至った経緯は、

彼が、チェルノブイリ近郊に住むガリーナという女性を取材したことから着想を得る。


「2004年にチェルノブイリを再訪したとき、私はこんな風に考えはじめた。

 もしものごとを逆回しにしてみたらどうなるのだろう、と。

 現代社会においてはガリーナはただの無知な女なのかもしれない。

 彼女は、インターネットも携帯電話も、スシ・レストランも知らない。

 しかし落ちぶれてしまった世界においては、飢餓やら疫病やら戦争やら、

 あるいはチェルノブイリで起こったような工業社会のもたらす災厄によって

 困窮の淵に追い詰められた世界においては、

 たとえば私の身に付けている専門知識などほとんど価値を持たなくなる。

 どの茸が食べられるか見分けたり、キャベツを栽培したり、食物を保存したり、

 そういうことを知らなければ、生き残ることはほぼ不可能だ。

 そして男性よりは女性の方が通常長命であるわけだから、

 この惑星における人類の存在の局面は、

 チェルノブイリの『居住禁止区域』での原始的な暮らしに近いものになっていくのではあるまいか。」


この小説は、近未来のお話。

文明社会が崩壊したあと、シベリアでひとりタフに生きるメイクピースという女性が主人公。

読み始めたときは、「ザ・ウォーカー」や「ザ・ロード」という映画みたいな感じかな?と、

思ったんだけど、(どちらの映画ももう一度観たいとは思わなかった)

それらとは違って、(春樹さんの言葉を借りるなら)意外性がある。

そして、

「優れた物語には常に予感が含まれている」と、春樹さんがおっしゃているように、

これは、3・11以前に書かれた小説でありながら、

日本で、この小説にリアリティを感じない人はいないだろうと思う。


fukushima.jpg

こんなことが起こっていても、自民党が圧勝する日本において、

これが「よげんの書」にならないとも限らない…。



と、以上が今年印象に残った読み物たちでしたw
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2012.12.27 Thu l 本・アート・音楽・映画 l COM(2) TB(0) l top ▲

コメント

オススメ
お久しぶり。私のオススメはやっぱり「有川浩」よん。友達に教えてもらってダダハマりした作家さんは久しぶりやったね。彼女の作品は全部オススメよ。コミック感覚ですね。今は結構有名人で映画化とかフューチャーされてるけど原作読みしてほしいかな。
2012.12.29 Sat l みこ. URL l 編集
みこへ
新年あけましておめでとう!
ほんと、久しぶりにコメント頂いたのに…
おそくなってごめん!!
年越してしまったね。(汗
いつもありがとう~!
みこのオススメ有川浩は、「阪急電車」と「図書館戦争」読んだことがあるわ~。
了解、他のも読んでみる!
今年もよろしくね!
2013.01.05 Sat l keropaki. URL l 編集

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