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昨日、視覚障がい者のマラソン練習会・長居わーわーず で行われた

伴走教室へ参加してきました。


"走る" ということが、私のライフスタイルの一部となって約6年。

目標だったフルマラソンが走れるようになり、

タイムの伸びに期待することを、そろそろあきらめ始めた頃。

何となく、新たな刺激が欲しくなってきていました。

フルマラソンの次といえば、、、やっぱ トライアスロン かなぁ~。

な~んて思っていた時に、

「視覚障がい者の伴走をやっている」方との出会いがあったのです。

この方との出会いは、とても不思議で。

お互いの様々な事情が偶然に重なり、たまたま同じ場所に居合わせなかったら出会えなかった方。

何かの力が働いて二人を出会わせてくれたような、そんな不思議な出会いでした。


「視覚障がい者の伴走」については、

これまで参加してきたレースで何度かお見かけしていた程度の知識で。

ペアで走っておられる姿を見ながら、

「伴走できるなんてすごいなぁ~。私なんて、自分の事で精一杯

自分に伴走が出来るなんて、全然まったくこれっぽっちも考えたことがありませんでした。


そんな私に、「一緒に伴走やってみない?」と声をかけて下さったのです。

「いやいや、無理です、絶対無理です!」という私に、

「絶対できるから!!」と、思いっきり背中を押して下さり(笑)

この度の練習会へ参加させて頂く事となったのです。

(お誘いメールを頂かなければ、なかなか自分からは一歩踏み出せなかったと思います。

 声をかけて頂けたことにとても感謝しています。) 


伴走教室では、

日本スポーツボランティア・アソシエーションNSVAから、

元オリンピックマラソン代表の 宇佐美 彰朗さん、

そして、伴走の神様と言われている(30年間伴走を続けておられる) 鈴木 邦雄さんが、講師としてこられ、

内容の濃~い勉強会でした。

主に、鈴木さんが伴走についてレクチャーしてくださったのですが、

とても分かりやすくて勉強になりました。

伴走するにあたって、

鈴木さんが、「一番大事なこと」だとおっしゃられるのは、「気くばり」

最低限の知識はいるけれども、「気くばり」を心がければ誰にでも出来ること、と。


そして、


「伴走に興味を持たれても、もう少し走力がついたら伴走しますよ!

 と言うランナーが沢山いますが、 今の貴方の走力で充分なのです。

 スーパーアスリートだってジョギングする時もありますし、

 ウォーキングしたい視覚障がい者の方も沢山いるのです!

 今の貴方が必要なのです!」


と聞いて、「なるほどー」と納得。

ただ、伴走についての詳しい内容を聞いていると、今度はだんだんと不安になってきました。

走りながらの言葉でのコース誘導

(方向を知らせる・段差・坂道・危険箇所・カーブ・距離感覚の伝え方など)や、

事故の多さ。

(縁石にぶつかる・木の枝に顔をぶつける などなど)

そんな事例を聞いていると、実際私に出来るのだろうか?とちょっと不安になってきたのです。


講義が終わり実技になると、

まずは、アイマスクを使って視覚障がい者のランナー(ブラインドランナー)体験から始まりました。

いきなりアイマスクして、「はい、伴走者とウォーキングしてみて下さい」と言われたのですが…。

はっきりいって、これは簡単に出来るようなものではありませんでした。

もうね、怖くて怖くって。

腰が引けて恐る恐るしか足を出すことが出来ないんです。


ただ、そんな時に、前にお話を聞かせて頂いた

視覚障がい者・全盲の森田 正樹さんのお話を思い出したのです。


森田さんがおっしゃられていたことは、

「視覚障がい」を想像するなら

ただ「目を閉じた状態」を想像するのではなく

人は、どれほど「視覚に頼って生きているか」を想像してみて欲しい。

ただ目を閉じた状態は・・・真っ暗で怖い。

確かに、今、目を閉じた状態はその通りかもしれません。

でも、視覚障がいがある人は、その目を閉じた状態で生活を送っているのです。

ですから・・視覚障がいのある人が感じる「不便さ」というのは

ただ単に、目を閉じた状態とは少し違うのです。


もし、「福祉体験」などで視覚障がいを想像するなら

まず、目を閉じて・・・

五感のうち、視覚以外の感覚を働かせて欲しい。

耳を澄ませて音をよく聞いたり

足の裏の感覚を感じてみる

そんな風に、目でみること以外の感覚を研ぎ澄ますようにしてみる。

まずはそれから体験すると

「福祉学習」がうんと意味のあるものになると思う。

目が見えない事は 「こわい」 確かに怖いことなんだけど、

ただ 「こわい」 で終わらせず、「こわい」 の中味は何なのか?

を考え欲しい・・・



森田さんの話を思い出すと、

その時私が感じている「怖さ」が、

そのまんま視覚障がい者の方が感じられる「怖さ」ではないであろうことは、何となく感じました。

そして、次に実際にブラインドランナーさんの伴走をさせて頂きました。

走らせて頂いた方は、フルマラソンを3時間で完走されるベテランランナーさん。

はじめ、身体がガチガチになっている私に(汗)

「講義では難しいこと言ってたけど、

 伴走ロープ持って走ってくれるだけでいいんやから!」

とにこやかにおっしゃってくださいます。

実際、伴走して頂いたのは私のほうで(汗)

右手右足一緒に出そうなガチガチの私を、少しずつほぐしていってくださいました!


途中、走りながら、

「あ、もう桜が咲いてますよー」と言葉に出すと、

「わー!女性伴走さんならでわやなぁ~。男性伴走ではそんなこと教えてくれへんもん!」

と、喜んで頂き、とても嬉しくなりました。


一緒に走りながら…

「伴走」って、「実況中継すること」なんだなぁ、と思った私。

まわりの状況を伝え、相手が何を求めているのかを察すること。

鈴木さんがおっしゃられていましたが、

伴走に、これが正解・これがいい。というものは無い。

それは、30年間伴走を続けていても分からないし、この先も分からないこと。

「気くばり」を大事に。



伴走なんて、絶対無理!!って思っていた私でしたが、

百聞は一見にしかず。

やってみたらすごく楽しいし、

何より、とても奥が深い。

これは、自分自身の為に、伴走させていただきたい!と思いました。

足手まといにならないように…。

これから「伴走」に挑戦していきたいな!って思います。
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2011.03.28 Mon l マラソン l COM(0) TB(0) l top ▲

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