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映画 『チェンジリング』
「実話を基したクリント・イーストウッド監督、アンジェリーナジョリー主演、一人の母の愛の物語」


チェンジリング

これだけは絶対観たいっ!と思っていたので、さっそく観にいってきました。


はっきり言って、想像以上にすごい映画でした。

予告を見る限りでは、「感動もの」という印象が強かったんだけど、

観てビックリ。ただの感動ものなんかじゃありませんでした。

どちらかといえばサスペンス…いや、社会派もの?

怖いし、重いし、悲しいし、腹が立つし、目を背けたくなるし…と、とにかく内容が濃いッです!



1928年。ロサンゼルスでのはなし。

行方不明になった息子が、5ヵ月後に警察に無事に保護され母親の元に戻ってきたら、

なんとそれは別人だった。

自分の子どもを間違えるはずがない。

なのに、その子どもは「ママ」と呼ぶ。

子どもを押し付けるロス警察。

何度も、何度も、「息子ではない」 と訴える母。

全く聞き入れないロス警察に対して、

母親は、息子が通っていた歯科医や学校の先生などの協力を得て、

自分の息子でないこと、そして自分の本物の息子を探してほしいことを懇願するのだが…

警察に楯突く者は、許されない。

母親は、「精神がおかしい」とされ、強制的に精神病院へほおり込まれてしまうのです。

そこで出会う、自分と同じく警察に楯突いて強制的に精神病院送りとなった女性たち。

はじまる「権力との戦い」

そして、発覚した「連続児童誘拐殺人事件」


とにかく、いろんなことが深く絡み合って話は進んでいくのです。

色々話してしまうとネタバレになってしまいますので書けませんが、


この映画がとても怖い。と感じるのは、

これは単なる1928年のロサンゼルスだけの話ではない、と思うから。


精神病院に強制的に入れられた母親は、

精神科医から「書類にサインをすればここから出られる。」とサインを強要される。

その書類には、

「息子に間違いないと認めること」が書かれてある。


絶対に息子ではない!と認めない(サインをしない)母親は、

薬を飲まされ行動を制限され、精神病院から出ることはできないのです。



ん?これと似たようなこと、どっかで観たよなぁ~。と、思い出したのは、

邦画の 『それでもボクはやってない』 

この映画は、「痴漢の冤罪」を取り上げた、日本の司法の実体をリアルに描いた作品。

痴漢の容疑で逮捕された主人公は、一貫して無実を訴えるが、警察も検事も全く話を聞こうとしません。

最初から「疑わしきは罰せよ」なのです。

接見した当番弁護士に、

「やっていなくても、容認すれば、誰にも知られる事はなく、

いくらかの罰金を払って留置所を出ることができる。

でも、否認すれは、いつまでも拘留されることになり、

裁判になったとしても費用と時間とがかかるだけで、その労力は、何も報われないんだ。」

と、その現実を突きつけられるのです。

やっていなくても、やったと認めた方が、普通の暮らしが出来るのです。

刑事事件で起訴された場合、裁判での有罪確立は99.9%。

裁判官が、無罪判決を出すという事は、警察と検察に対する冒涜。

国家に楯突くという事になるわけなんです。


「権力に楯突く」ということが、どんな結果をもたらすのか。

それは、現代であっても何も変ってない、ということなのです。


そして、

思い浮かぶのは、北朝鮮の拉致被害者の人たち。

子どもが生きていることを信じて、ずっとずっと耐えてきた人たちが、

アンジー演ずる母の姿と重なって見えるのでした。

子どもが生きていることを信じて、、、、。


最後は、エンドロールが終わるまで涙が止まらない、、、そんな映画でした。

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2009.02.22 Sun l 本・アート・音楽・映画 l COM(6) TB(0) l top ▲

コメント

No title
チェンジリング見にいかれたんですね~!
わたくしはまだ観ていないのですが、よさそうな映画ですね
本当にあった話だなんて、未だに信じられないです。
このような事件が、もう二度とないように切にねがってやみません。
2009.02.23 Mon l まぁあ☆. URL l 編集
まぁあさん☆
この映画、実話だなんて本当に信じられません。
ロス警察の話もそうだけど、
連続児童誘拐殺人事件も信じられません。
すんごい恐ろしいです。
映画の中にもかなりショッキングなシーンがあって…ほんと怖かったです。

今日は「おくりびと」一色だねぇ~。
観てないので、DVD出るまで待とうかな、と。
2009.02.24 Tue l keropaki. URL l 編集
No title
私、この映画はみのがしました~。
アンジーの熱演ぶりは特筆ものでしょうね。
夫によるとLA警察のひどさ怠慢さはいまもなんらかわらないようです。
市民を守る警察なんて意識はなさそうです。
でも、日本政府も国民をまもろうと本気でおもっているのか、はなはだ疑問ですね。

2009.02.26 Thu l monica. URL l 編集
monicaさん
みのがされましたかー。
アンジーの熱演!素晴らしかったです。
精神病院のシーンでは、「17歳のカルテ」が思い浮かびましたよ。

LA警察、そうですか…。
"自分の身は自分で守る"しかないですね。
2009.02.26 Thu l keropaki. URL l 編集
No title
ぱきちゃんも行ったのね。
すんごい重くて、観ていてしんどくなる映画やったよぉ。

権力って恐ろしい。
「決めつけ」という意識って怖い。
そして一生闘い続ける母親って、凄い。
2009.03.04 Wed l ばお. URL l 編集
ばおちゃん
ばおちゃんも観てるやろなーって思ってました!

「決めつけ」という意識。
本当に怖い。
ゆうちゃんと過ごしているとね。
「ゆうちゃん」でなく「自閉症児」として扱われることが時々あります。
それも「決めつけ」だよね。
私も一生闘い続ける母でありたいと思う。
(映画からはそれちゃったね)

それにしても…
ばおちゃん、ほんとにたくさん映画観てるよね!
2009.03.05 Thu l keropaki. URL l 編集

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