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ジャン・コクトーの「怖るべき子供たち」を読んでいて

ジャン・コクトー


冒頭の雪合戦のシーンで、小学生の頃のある事件を思い出した。



それは、小学4年生の時。

私のクラスは、男子と女子の仲がとても悪く、毎日ケンカばかり。

「終わりの会」や「学級会」で、どうしたら男女が仲良く過ごせるか?という話し合いがもたれ、

その結果、先生監視の下で、「男子対女子」全員でケンカをして、

どちらが勝つか?決着が着いたらお互い仲良くする!という事になったのです。

「何故、こんな話し合いの結果になったのか?担任はどうしてたのか?」

その辺の記憶が無いので分からないのですが、とにかく、ケンカをしなくちゃならなくなったのです。

ケンカって、もちろん殴り合いのケンカの事ですので…女子は反対したのですが、

当時の男女の比率は、男子の方が人数が多く、多数決を取ると女子は負けてしまい、

結局、大掛かり?なケンカをする事となってしまったのです。


「ケンカをして和解する?」という事が決まったら、次はその方法。

「ルール=泣いたら止める。どちらかが全員泣くまで。」

「場所=運動場」

そんなルールまでが決まり、ケンカが始まったのです。

運動場にラインを引いて、その中に全員が入りケンカ開始。

いざ、ケンカを始めて見ると、ラインからはみ出して逃げる子が続出し、

ケンカにならず、場所を運動場から教室へと移すことに。

教室の机を下げて真ん中を丸く空けて、そこから逃げれないようにして再びケンカが開始されたのです。


女子が一人二人…と泣いて退場していき、とうとう最後に残ったのがナント私ひとり。

負けず嫌い?だったんでしょうか…。強かった?んでしょうか…(笑)

とにかく、最後に私ひとりが残ってしまったのです。

男子三人がかりに叩かれ蹴られ、最後に私が泣いて決着がついたのです。

結果。男子の勝ち!となり、決着がついたので、

「これからは男女仲良くします!」という事に???なったのでした。

こんな事で本当に男女が仲良くするようになったのか?は、全然覚えていないのですが。

今から思い返してみると、信じられない話ですよね。


ケンカの後、家に帰った私は、夜になって「お腹が痛い」と言い出し、

母がこの事情を知って驚いて学校へ連絡をして、大問題へと発展…。

という事だった様ですが、その辺りの記憶も全くなくて、後で母から話を聞いて知ったのでした。



実は、これには後日談がありまして…

私自身、この事件の事を ↑の様に書きましたが、数年前まで殆んど忘れ去ってて…

ケンカした事と最後に一人残った事は覚えていましたが、それほど印象的な出来事として私の中には残っていませんでした。


この事件を思い出させてくれたのは、

中学校卒業後、20年ぶりに行なった同窓会で、ある男子と再会した事でした。

2次会の席だったでしょうか…。

彼は、私の隣の席にきて、突然 「お前に謝りたいことがあるんや」と言うのです。

「????」…一体何の事だか分からない私。

すると、彼がこの「ケンカ」の事を話し始めたのでした。

そう、彼は、一人残った私を三人がかりで殴る蹴るした中の一人でした。


「最後にお前一人残ったやろ。あんな風に数人でよってたかって一人の女子を

殴る蹴るなんて、なんて酷い事をしたんやろ…ってずっと思っててん。

だから、お前に会えたら一度ちゃんと謝りたいって思っててん。ごめんな。」


そう言われて、

かなり、ビックリしたのと、とても不思議な気持ちになりました。

やられた私は覚えていなかったのですが、やった方の彼はずっと覚えていたんですね。

やった方が心に残っているって事、あるんですね。

何かジーンとくるものがありました。


ふと、感じたのは、

子育てや教育の成果って思わぬ所で出てくるものなのかもしれないなぁ~という事。

良い結果を早くだそうと急かされる世の中だけど…

結果なんて出そうとして出るものではなく、ある時、ふと現れるものなのかもしれません。


「怖るべき子供たち」は、子どもの自己中心的で未熟な精神、純粋で残酷な様子が鋭く描かれています。

たまには、こういう小説を読んで自らの子ども時代の記憶を手繰り寄せてみるのもいいなぁ、と思うのでした。
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2008.02.07 Thu l 本・アート・音楽・映画 l COM(0) TB(0) l top ▲

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